クロマキー(グリーンスクリーン)って何?
クロマキーの「クロマ」は色という意味で、特定の色を透明化して合成する技術です。一般的な理解とイメージとして、クロマキーは緑色というイメージがあります。このクロマキーの機能を用いることで、テレビ会議中の背景を別の映像と合成したりすることができます。グリーンスクリーンはグリーンのクロマキーということです。
なぜ、クロマキーは緑なの?
人の部分(肌の色)と背景を機械的に分類する必要があります。その際に人の肌の色をと逆の色(補色)を設定すると機械的にも肌ではないのだなと判断することができます。そこで、人の肌と反対の色ということで、緑色や青色が使われています。モンゴロイド系(多くの日本人)の場合は、青色が補色といわれています。
Zoomでは効果あり
Zoomはクロマキー(グリーンスクリーン)を設定する場所があります。そのため、クロマキー(グリーンスクリーン)の存在をZoom側で判別してくれます。
[設定]→[バーチャル背景]を選択し、その下の「グリーンスクリーンがあります」を設定にチェックマークしてください。これをすると、バーチャル背景をご自身のPowerPointの資料などで実施する際に、きれいに溶け込むことができます。
PowerPointの資料をバーチャル背景にしたい場合はこちらを参照してください。
Teams、Webexでは効果はあり?
Teamsはクロマキー(グリーンバック)を認識する機能がありません。そのため、バーチャル背景にしてもきれいに機能しません。
どうやって設置
設置の方法は2通りあります。
組み立て式のスタンドを用いる
部屋のスペースを取り、かなり場所を取るのであまりお勧めできません。
ご自宅で使用する場合、部屋のスペースを取り、かなりの場所を占有するので、それなりの覚悟が必要かと思います。円形のポップアップ型のクロマキーは映す範囲は限られてしまいますが、便利です。
カーテンレールにて吊るす
私は部屋の天井にカーテンレールを設置し、カーテンを引くようにクロマキーを出せるようにしています。天井に少し穴が開いても良いという方は、いちいちクロマキーを設置する手間が省けるのでこちらをお勧めします。
まとめ
Zoomを主にお使いの場合
Zoomを多用する方などは非常に有効です。
PowerPointの中に溶け込んだり、バーチャル背景にきれいに入り込むことができます。
TeamsやWebexを主にお使いの場合
グリーンバックを認識する機能がないため、特に必要ありません。
すでにZoomが「グリーンスクリーン」の機能を実装していることを考えると、今後TeamsやWebexでも実装される場合があると思われます。